日本薬学会第142年会にて、「B4-Quartet」に関する演題が受賞しました!
・タイトル:高分子医薬品の脳移行性評価に有用なヒト不死化血液脳関門スフェロイドモデルの開発
発表者:岡本彩花(東京薬科大学 学部6年)
受賞名:日本薬学会第142年会 学生優秀発表賞(ポスター発表部門)
おめでとう☆★
3月18日に2021年度卒業式が行われ、教室6年生全員卒業を迎えました。みなさん、卒業おめでとうございます!
4月から新天地での活躍を心より応援しています!
B4-Quartet*で取り組んでいる研究成果が論文となり、公開されました!本論文では、ヒト血液脳関門モデルから得られた薬物の脳移行速度と、ヒト生体における薬物の脳移行速度が一致しうることを明らかとしました。つまり、ヒト血液脳関門モデルとヒト中枢生理学的薬物速度論を組み合わせることで、ヒトに投与せずとも、ヒト脳内薬物濃度推移を予測することが可能であることを、世界で初めて実験的に示したものです。ヒト脳内薬物濃度は薬物の治療効果に直結することから、このような予測が可能となることで、中枢神経系疾患治療薬開発が飛躍的に加速することが期待されます。
筆頭著者は小野薬品工業株式会社の伊藤涼さんで、当教室からは教員のほか、坂口泰之6年生、磯貝隆斗4年生、馬場知代研究補助員が共同発表者となっています。
Pharm Res. 2022 Mar 14.doi: 10.1007/s11095-022-03189-y. Online ahead of print.
Ryo Ito, Hanae Morio, Tomoyo Baba, Yasuyuki Sakaguchi, Naomi Wakayama, Ryuto Isogai, Yoshiyuki Yamaura, Takafumi Komori, Tomomi Furihata.
本教室の卒業生である平野良平さんが博士論文で研究していた、
乾燥ろ紙血中の生体物質定量に関する論文がJournal of Mass Spectrometry 12月号に掲載されました!おめでとうございます!
Dried blood spots analysis of 6β-hydroxycortisol and cortisol using liquid chromatography/tandem mass spectrometry for calculating 6β-hydroxycortisol to cortisol ratio
Ryohei Hirano, Akimoto Yokokawa, Tomomi Furihata, Hiromi Shibasaki
J Mass Spectrom. 2021;56:e4970
柴﨑の分析チームでは、現在CYP3A活性評価の臨床応用を目指してボランティアを募り、
血漿・乾燥ろ紙血中の6β-hydroxycortisol/cortisol濃度比の基準範囲の設定を目指しています。
さらに、より非侵襲的な資料として爪、唾液を用いた活性評価の研究も進めています。
興味のある方はぜひ柴﨑までお声かけ下さい。
第36回日本薬物動態学会にて、本教室が代表を務める産学共同研究「B4-Quartet」に関する2演題が受賞しました★
・タイトル:ヒト不死化血液脳関門スフェロイドモデルは受容体介在性トランスサイトーシスによる高分子医薬品の脳移行性評価に有用である
発表者:北村啓太(千葉大学/東京薬科大学 博士課程3年)
受賞名:日本薬物動態学会第36回年会 ベストオーラル賞
https://www.toyaku.ac.jp/pharmacy/newstopics/2021/1203_4821.html
・タイトル:ヒト不死化細胞血液脳関門共培養モデルの開発とその薬物脳移行性予測への応用性検証
発表者:伊藤涼(小野薬品株式会社)
受賞名:日本薬物動態学会第36回年会 ベストポスター賞
https://www.toyaku.ac.jp/pharmacy/newstopics/2021/1203_4822.html
「B4-Quartet」の船出としていいスタートを切ることができ、とても嬉しく思います。
2人ともおめでとうございます!
柴﨑先生が開発しているCYP3A4フェノタイピング法の特許が成立しました!CYP3A4フェノタイピングの臨床応用に向けて一歩前進です!
特許第6937512号
発明者:柴﨑浩美、古田隆、横川彰朋、平野良平
ヒト血液脳関門モデルを基盤技術として、「薬物の脳到達に関わる様々な課題」の解決を目指す、産学共同研究体制がスタート!(プレスリリースはこちら)
東京薬科大学、千葉大学、エーザイ株式会社、小野薬品工業株式会社はタッグを組んで、中枢神経系疾患治療薬開発の加速を目指します!研究の内容と成果は、ホームページに随時まとめていきます。
関心のある方は、お気軽に御連絡ください。
6年生の大木くんのインタビュー記事が、大学ホームページに掲載されました!以下よりご覧下さい。
ラボ見学&実習体験|女子中高生対象|TAMAリケジョ育成プログラム(7月31日開催)に参加しました。理系進学を目指す女子高校生を対象に、降幡は「薬の分解実験」に関する監修と解説を、森尾はリケジョのキャリアについて話をしました。多くの高校生に薬学に興味を持ってもらえ、好評でした。